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ごまには鉄分も豊富?ごまの貧血やその他の効果

ごまは、、ゴマ科ゴマ属に属している一年草の植物の一種です。ごまは、主にアフリカ大陸に野生のものが自生するほかインドなどで主に栽培されています。日本においても、私たちの食生活において欠かすことができない食材として定着しています。
 ただ、日本国内においては一部の県の地域で栽培されることはあるもののそのほとんどを輸入に頼っています。日本国内での生産量は実は100トンにも満たずあまり日本国内で栽培されることはありません。
 食材としてのゴマをみていくと、まず主に食用とされるのは鞘の中に入った種子の部分となります。
 つくりかたについては鞘から取り出して、洗って乾燥させた状態で食用となります。これを洗いごまと呼びます。
 ただ生のままでは種皮が固いこともあり、なおかつ香りも良くありません。通常は火を通して炒った炒りごまと呼ばれるものをを食べています。また、ごまの調理法としては剥いてから切ったりする切りごまや、指先でひねり潰してつくるひねりごまのほかに、すり鉢ですり潰すことなどなどをして、料理の材料や薬味として用いられています。料理の主役というわけではありませんが、料理を引き立てる役割がある食材としてはとても適しています。
 古くからごまには栄養価の高い食品として広く知られており、生薬としても用いられたという歴史があります。ごまの種類については、種皮の色によって区別されています。主に黒ごま・白ごま・金ごまなどの種類に分けられていますが、これらのごまは栄養的に見た場合にはほとんど栄養素に差がないことがデータで分かっています。ただ、黒ごまの皮の部分にはタンニン系のポリフェノール色素を多く含んでいることが特徴です。
 ごまに含まれている成分については、まずカルシウム・マグネシウム・リン・亜鉛等のミネラルが多く含まれています。そして、実は鉄分についても豊富です。そのため、ごまは骨粗しょう症の予防や改善の効果が期待できるとともに貧血の改善にも効果がある食材として親しまれています。
 ごまがどうして貧血の改善に役立つのかについてですが、ゴマには造血作用を促進し活性化させる働きがあります。そのため、軽度の貧血程度であればたいていの場合において改善が出来るとされています。その秘訣が含まれている栄養素の豊富さにあります。
 ミネラル類のほかにもタンパク質・食物繊維・ナイアシン・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンEのほか葉酸についても豊富に含まれています。このうち最も重要なのがビタミンEです。もしも栄養素の中にタンパク質と鉄があったとしても、ビタミンEがなければきちんと効果を届けることができないといわれるほどに重要な栄養素となっています。もちろんタンパク質や鉄分についても不足するとうまく血をつくるのに機能してくれません。
 ビタミンEには、血液に必要な色素の生成を促進させてくれる働きがあります。そのため、貧血の解消には最も適した食材ということがいえるわけです。この小さな食材の中に、驚くほどのパワーが存在しているということがいえます。
 ごまを語るうえでさらに特筆するべきこととしては、ごまにはリグナンとよばれる抗酸化物質を含んでいます。
 リグナンとは、植物に含まれているポリフェノールの一種です。リグナンにはいくつかの種類がありますが、その中でも代表的なリグナンがセサミンという物質です。
 セサミンの働きとしては、強い抗酸化作用のほか体内や肌の炎症反応を軽減する効果もあります。また体内にとりいれたセサミンは腸内細菌の働きによって女性ホルモンの一種として知られるエストロゲンと同じような働きをもつ成分に変わるようになります。女性特有の病気にかかってしまった場合にも、改善してくれることが期待できます。
 抗酸化作用についてみていくと、体内でできてしまった活性酸素が活動してしまうことを抑えてくれます。活性酸素は多量にできてしまうことによって体内を攻撃してしまいますので、できるだけ抑制するためには抗酸化作用のある食べ物を摂取したほうが良いとされています。
 さらにはごまには肝機能を強化する働きも認められており、細胞が老化してしまったり細胞のがん化も抑制してくれる働きがあります。脂質についてはオレイン酸やリノール酸が80%を占めています。それからコレステロールを抑えてくれる働きについても期待されています。
 このように様々な栄養素を含み健康に欠かすことができない食材であるごまですが、摂取するときにはポイントがあります。

 食べ方としてはもちろん粒状のままふりかけのようにして食べるという方法もありますが、より健康的になるにあたってはすりゴマにして食べるようにしたほうが良いでしょう。粒状で摂取した場合には、そのまま便と一緒に排出されることになります。ですので、せっかくの多くの栄養素も体内に排出されてしまう可能性があります。
 できれば、食事の際にはすりゴマをご飯やおかずに適量ふりかけて食べるほうがより効果があります。